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肩書きを決める前に

d0074981_323165.jpg学生の頃は、建築家について学び、建築の歴史を紐とき、雑誌に出ている目新しいデザインを習得する事にやっきになっていたこともありました
でも、その頃から違和感も


人が使う為のデザインをしているはずなのに、住む人や使う人、それができる
町について同時に語ることはそれほど重要視されない
建築雑誌は建物だけを写し、まるで人が使っていないのが完成形のように発表する

仕事をしているときも同じだった
町を語りながら、自分はどの位その町を使いこなしているんだろう
関わっていないほうが、形を作るときにはいい事もあるんだろうか
言葉巧みに提案する数々の言葉は、時に無責任にも聞こえた

「デザインは最善、後は使い手にお任せです・・うまくいかなくてもね」

そして独立したこの年、

中国には、建築や様式という前に「生きる場」としての建築があった。
働き始めの頃強行したドイツでも、建築を見て同時に「暮らすこと」について
自然に考えはじめていた事を思い出した

自分の仕事をして受けた初めての建物が、もうすぐ町に形となるこの時期に
しっかりじっくり考え残しておきたい色々な事を、教科書や専門用語でなく
自分の口語で綴っていたいと思います

家をつくる、町に住むすべての人とともに
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by omie-L | 2006-06-10 03:05 | 肩書きを決める前に