人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つくばの平屋:配筋検査です

つくばの平屋:配筋検査です_d0074981_18583551.jpg

面積が広く中庭があるこの住宅では
基礎にd10、d13、d16(数字は直径㎜)を使用。
底盤、立ち上がり共に基本d13@200-150厚ですが、
部分的にダブル配筋でコンクリート厚200の底盤もあります。
構造設計者の検討により、定着(鉄筋の重なり長さ)を通常よりも
長く設定している部分もあるため、どちらの方向に曲げるかなどの
施工方法も細かく指示しています。
基礎配筋は、法規や求めるスペックによって変わっていきますし、
既製品ではない私たちが設計する建物の場合、
それぞれの部分に求められるものが自ずと違ってきます。
職人の勘を頼りにしていてはいけないことも多々あります。
でも、その勘をないがしろにすることもありません。

有名な構造家は、新入社員の友人に
「見てなんとなく大丈夫、なんとなく不安、この感覚が大事だ」と
言ったそうです。建築は経験と知識のバランスが必要。
施工側、設計側、互いに常に確認をしながら進んで行く事が重要で、
求められることなのです。
だから、言いにくい関係が一番の大敵。
気になったことはストレートに伝えます。


※写真は作業途中の写真です。
........................................
by omie-L | 2012-04-19 19:37 | 進行中!つくばー平屋暮らし


<< おまねき 組み合わせにハマりました:すり... >>